短編映画「サチュレーションZERO」(向井宗敏監督作品)ゾンビ・メイクアップ
映画「風のたより」(2015年 大杉漣・主演)を監督した映画監督の向井宗敏さんからの依頼で作ったゾンビメイクアップです。
「サチュレーションZERO」は病院を舞台にしたリアルなゾンビ映画で、日本の医療現場にひょっこりとゾンビ化(医学的には死んでるのに動いてる)した浮浪者の死体が運び込まれて起こるホラー喜劇。
ちょっと変わった今までに無いゾンビ映画(というより医療ドラマ)で日本を舞台にした無理の無い設定がリアルで面白かったです。
ゾンビ役は俳優の市村亮さんで2018年10月に劇場公開された時に同時上映されたもう一本の短編作品では主役を務めてました。
このゾンビメイクアップは腐敗した感じに造型したシリコンゴム製のアプライアンスを使ってます。
アプライアンスはとても柔らかくて出来ていて俳優さんの内側の表情をダイレクトにゾンビマスクに伝えられるようになっていました。
目にはゾンビ特有の白い色のカラーコンタクトレンズを入れています。
メイクアップは鎖骨から上、首から顔全体の範囲でトータル1時間半ほどかかってます。
ロングショットでちょっとだけ写るので両手にも少しだけ傷&腐敗メイクを施しました。