死体ダミープロップ<ミイラ化したガイコツ>特殊造形作品

特殊メイクアップの様々な仕事のレパートリーの中でももっとも歴史が古く、切っても切れない分野が血や死体などの恐怖表現です。

その中でも一番ホラーを象徴するのが人間の頭部の死体表現「ドクロ=頭蓋骨(skull)」でしょう。

人はやはり太古の昔から死を恐れ、その象徴としてドクロを絵に描いたり、彫刻したりしてきました。

人にとってドクロはストレートに恐怖を表す表現であり、時にさまざまな意味を持ちます。

現代ではその恐怖表現が映画などのエンターテインメント分野で、プラスの形でいろいろな姿で描かれ、人々を楽しませています。

最近日本でも大盛り上がりしているハロウィーンなどでもドクロはさまざまな形で面白く使われています。

僕にとってもリアルな骸骨ダミーを作ることは何度作っても飽きることが無いものです。

中学時代に特殊メイクに興味を持った時から今も、何十年も変わらす常に興味を引かれる題材で、理由は正確にはわからないのですが、その形状や象徴性に強い魅力があることが間違いないと思います。

写真の骸骨プロップははるか前にTVの仕事で作った死体ダミーの頭部を新たにシリコーンゴムの型から抜きなおして、それをデモンストレーション用に改造したものです。

ベースはプラキャスト(無発泡ウレタン樹脂プラスチック)製でシリコーンゴムやラテックスなどで表面処理を加えています。

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